奈良クラブはなぜか昇格してきたチームやリーグ下位チームに勝てない傾向にあります。
2020年
昇格チームとの対戦成績
対いわきFC 敗戦
対高知ユナイテッドFC 引き分け
この年のシーズン15位のラインメール青森に敗戦。
2019年
昇格チームとの対戦成績
対鈴鹿アンリミテッド 2分
対松江シティFC 1分1敗
この年のシーズン最下位の流経大ドラゴンズ竜ケ崎に1分1敗。
前々試合のティアモ枚方も今シーズン昇格チームですが、昨年の天皇杯で対戦済。そして敗戦済・・・。
さて、この試合も今シーズン昇格したFC刈谷。
ここまでリーグ戦9戦9敗ですが、こんな時に初勝利や初勝ち点を与えてしまうのが奈良クラブ。
しかし、この試合はダリオ監督代行最後の試合でもありました。
ジンクスを吹き飛ばし、勝ってフリアン監督に引き継ぎたかった。
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スタメン
今シーズン大活躍の山本宗太朗選手がベンチにもいない!
【第11節🆚FC刈谷】
— 奈良クラブ (@naraclub_info) 2021年6月5日
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今回は #山本宗太朗、#村井清太 両選手が登場。
ぜひお立ち寄りください!#奈良クラブ#naraclub pic.twitter.com/eOnstEfouC
こんなところに。
故障かなあ。でもこういうところに出られるということは重傷ではないのかな?
村井選手共々、次節は戻ってこられますように。
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試合の感想
前半の入りは良かったと思います。
ここで先制できていたら楽だったでしょう。
FC刈谷はプレスも強くなく、奈良クラブにとって相性は悪くなかったはず。
しかし、この試合の奈良クラブはパス運びが雑でした。
せっかくのチャンスは自ら潰す。
特に中盤を相手に支配されピンチを招く。
今まで山本選手がどれだけ中盤を支えてくれていたのかを実感させられます。
奈良クラブ側のディフェンシブサードでのファールも多かった。
GK金子優希選手の活躍がなければ何点取られていたことか。
その金子優希選手が好調なのがプラス材料。
前節ホンダロックSC戦で一皮むけて自信になったのでしょうか。
正GKとして頼もしい存在になっています。
ただ、試合終了直前に脚を痛めた感じだったのが気になります。
次節に影響がない事を願ってます。
奈良クラブにも何回かチャンスはあったものの決めきれず、後半ATも3分を過ぎて刈谷FCのコーナーキック時に突然試合が止まりました。
何があったのかと不思議でしたが、公式記録によると刈谷コーチが暴言で退場処分となったようです。
このイレギュラーな中断は正直この試合で一番怖かった。
よく切り替えてしのいでくれました。
その直後!
奈良クラブ最後の攻撃。
ペナルティエリアで明らかな相手のハンド!
なんて劇的な!
と思ったのに笛は吹かれず・・・。
そして試合終了。(結果詳細はこちら)
なんとも後味の悪い試合となってしまいましたし、FC刈谷に初勝点を献上。
冒頭に述べたジンクスも覆せませんでした。
しかし、
2試合連続無失点。
3試合連続負けなし。
前進はしています。
人生はワンツーパンチ。
我慢強く見守りましょう。
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順位
15位
次こそは順位上げましょう!
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桑島選手寺島選手JFL通算100試合出場
【第11節🆚FC刈谷】#桑島良汰 ならびに #寺島はるひ 選手は今節の出場で、JFL通算100試合を達成しました。
— 奈良クラブ (@naraclub_info) 2021年6月5日
良汰、はるひおめでとう💐#奈良クラブ#naraclub pic.twitter.com/9Zvt8grkDE
100試合出場って結構大変です。
4シーズンは主力選手として活躍しないと達成できない数字です。
桑島選手
寺島選手
おめでとうございます🎊
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Gracias Dario
次節に向けた練習からフリアン監督が遂に現場指揮できるようになります。
今シーズン、フリアン監督は日本と時差8時間のスペインから昼夜逆転でリモート指揮(この2週間は日本国内の隔離施設から)、日本ではダリオ監督代行が指導するという前代未聞のコーチング体制。
想像を絶する苦労があったでしょう。
なんせサッカーはピッチ内で22人が常に動き回っているスポーツです。
それだけの選手が1秒間に何メートルも動くんです。
現場でも状況を見落とす事があるでしょうし、カメラ越しなら状況把握は尚更困難だった事でしょう。
それに、いくらフリアン監督もダリオ監督代行もエコノメソッドのエキスパートだとしても、人格は異なるのですから判断や選択に差異は生じて当然。
役割分担や約束事を決めていたとしても、即断即決を求められる場面も少なくない中、完璧な意思統一は難しかったでしょう。
そして、サッカーは結果が全ての厳しい世界です。
J3昇格を目標とするチームがリーグ戦天皇杯計10試合で2勝2分6敗。
正直監督解任されてもおかしくない成績です。
しかし、この体制で戦うことを選択した奈良クラブと、与えられた条件で全力を尽くして挑戦し続けてきたフリアン監督、ダリオ監督代行、スタッフ、そして全選手に対しては、最大の敬意を表します。
およそ人の生において、無駄な経験というものは一つもありません。
今回得られた経験値は、きっと世界でも奈良クラブだけのものです。
今後絶大な武器となるはずです。
さて、ひとまずこの試合でダリオ監督代行がその任を終えられ、本来の仕事に戻られます。
サッカーサービス バルセロナ社とのパートナーシップ締結 ならびにメソッド部門新設のお知らせ | 奈良クラブ | NARA CLUB Official Site
メソッド部門ダイレクター兼奈良クラブユース監督として、きっと奈良クラブを土台から強化してもらえるでしょう。
次戦はアウェイで東京武蔵野ユナイテッドFC戦。現在16位と奈良クラブより下の順位ですが、冒頭の通り奈良クラブは下位チームになかなか勝てない。
さらに、東京武蔵野ユナイテッドFCとの通算対戦成績は、
3勝2分6敗
アウェイだと1勝5敗
大きく負け越しています。
実はかなり厳しい。
しかし、いよいよフリアン監督現場デビューです。
隔離期間で時差や気候にも慣れたでしょう。
これまでまるで拘束具をつけていたような状態からも解き放たれました。
是非ともその能力をぞんぶんに発揮してチームを勝利に導いてください。
フリアン監督、あなたならできる!
次の試合に勝つ!
¡Sí, tu puedes,Julián!
¡Ganaremos el próximo partido!