来シーズン新加入選手第1号のリリースがありました。
可児選手。ようこそ、奈良クラブに来てくださいました。
可児壮隆 2021 選手データ | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB
ビルドアップからラストパスの供給。
中盤の要ですね。
さらに可児選手は2021シーズンのJ3ガイナーレ鳥取のキャプテン。
2021シーズン キャプテン・副キャプテン決定のお知らせ | ガイナーレ鳥取
素晴らしい選手が加入してくれました。
同日、森田凛選手のレンタル延長リリースもありました。
naraclub.jp今シーズン本当に活躍してくれましたし、徳島のJ1復帰の為に帰るんだろうな。
仕方ないなと覚悟していたので本当に嬉しい。
奈良クラブ、来シーズンの中盤はより強く進化した姿を見せてくれるでしょう。
楽しみでなりません。
と、もう来シーズンに目を向けていかなければならなくなりました。
今シーズンの振り返りなんてさっさと終わらせましょう。
振り返りの最後は、2021シーズンの個人的ベスト、ワーストゲームとプラス2試合を挙げていきます。
ベストゲーム
最下位刈谷に対して80分にようやく得点して1-0で勝った、結果だけ見ると地味な試合なのですが、個人的に今シーズン最も印象に残ったベストゲームでした。
まず得点シーンが素晴らしい。
小谷選手がボールに競って動きを止め、
そこに長島滉大選手が詰めて上手に奪い、
桑島選手のいるスペースに落ち着いてパスを通し、
桑島選手が相手DF2人の間を抜けるシュート。
この流れが本当に美しくて、今シーズンのベストゴールに挙げたい。
そして90分からのボールキープ。
奈良クラブが鹿島ってます。
しかもびっくりするぐらい鹿島でした。
「鹿島る」 | 岩政大樹オフィシャルブログ「No Pain No Gain」Powered by Ameba
かなり高度な技術だし相当練習したでしょう。
確か2020シーズンで同じことをやろうとして大失敗した試合があったような・・・。
それはさておき、この時光っていたのが長島滉大選手、山本宗太朗選手、
そして、
背番号10番 向慎一キャプテン!
向慎一選手は本当にスペシャルなフットボーラーなんだと改めて思わせてくれた、今シーズン最高に輝いて見えた試合でした。
ワーストゲーム
www.youtube.comこの試合の映像紹介はハイライトで十分です。
その前の前の試合、F.C.大阪との生駒山ダービー奈良ラウンドでJFL初勝利。
この試合を今シーズンベストゲームに挙げる奈良クラブサポーターも多いでしょう。
それほどの快勝の後にも関わらず完敗してしまった試合。
試合後コメントからフリアン監督もお手上げだったご様子。
ヴェルスパ大分 vs. 奈良クラブ – 奈良クラブ | NARA CLUB Official Site
実はこの試合は友人とオンライン観戦会をしていました。
しかし、あまりの酷さに試合そっちのけでプロ野球のクライマックスシリーズの展望について語りあってました。
奈良クラブ、全く見せ場がなかったです。
とはいえ、この時期のヴェルスパ大分は絶好調でしたから仕方なかったかもしれません。
今シーズンの奈良クラブの完成度は70%です。
相手は100%完成されたチーム。
30%の差が出た試合です。
来シーズンはきっと拮抗した好ゲームになるでしょう。
プラス2
2021年のJFLは変則編成で17チームで行われたため、例年より試合数が2試合多いシーズンでした。
こういう時は、その2試合が重要な意味を持つと思うのです。
最後に、奈良クラブにとってプラス2はこれだったと思う試合を挙げます。
この試合は前半3失点してしまい、前半終了直前にラッキーゴールで1点返したものの、敗戦濃厚なムードが漂っていました。
HT終了後ピッチに入ってくる選手達が一様に暗く下をうつむいているのが印象的で、さすがにあの『優しい』フリアン監督も怒ったんだろうなと思っておりました。
そして後半
なんと90分に同点に追いつく根性を見せます。
試合後、選手やスタッフから漏れ聞こえたところによると、HTでのフリアン監督の怒りたるや、それはそれは恐ろしいものだったとか。
フリアン監督が、知的で温和な紳士から熱いパッションの闘将に変わった試合でした。
2021シーズン最終戦
この試合に勝てた事は本当に大きい。
勝利数>敗戦数でシーズンが終われた。
リーグ戦後半16戦を勝点25、通算50点ペース(4位相当)で終われた。
来シーズンはフリアン監督はじめ多くの選手が契約更新してくれています。
奈良クラブがずっとできなかった
「継続」
これがようやく実現できる。
今シーズンで積み上げられた足場。
この最終戦で上積みできた分は、来シーズンの昇格や優勝に向けてきっと大きく効いてくるでしょう。
2021シーズンの終わりに
2021シーズンは特に夏場まではフリアン監督も来日できないし、天候にもコロナにも振り回される我慢の時が続きましたが、後半はどんどん良くなっていきました。
その手ごたえが、かつてない程順調な契約更新状況にも繋がっているのでしょう。
結果だけ見ると10位というのはJ3昇格を目指すチームとしては物足りないですが、来シーズンに向けてのポテンシャルは史上最高と感じており、希望溢れる年末を過ごせています。
2022シーズンが奈良クラブにとって素晴らしい年となりますように。