2021年のJFLが開幕しました。
残念ながら当日は所用でリアルタイムでの応援ができず、夜帰宅してから試合中継をアーカイブ視聴しました。
その間情報を一切シャットダウンしたのですがしんどかったです。
それに似合う結果で良かったです。
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これまでの開幕戦
奈良クラブはリーグ開幕戦に弱く、2018年以外は全て敗戦しています。
正直、今シーズンも監督が変わり、選手も大幅に入れ替わった事から厳しそうだと思っていました。
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スタメン発表
JFLの公式発表ではFWが0人でMFが7人、DFが3人となっていて驚きました。
奈良クラブ公式によると、
【第1節🆚MIOびわこ滋賀】
— 奈良クラブ (@naraclub_info) 2021年3月14日
STARTING Ⅺ
⏬公式アプリ『N.GO』でも速報をご覧いただけます。https://t.co/8x3I2yfp4m#奈良クラブ#naraclub pic.twitter.com/RCrXIv0IGa
となっていましたが、
中継映像からはこんなフォーメーションに見えました。
2-3-2-2-1なんてあるんでしょうか。
守備の時は15番金子(雄)、25番金の両選手が下がって4バックを形成していたようにも見えました。
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前半
この日はかなり強風の様子。
風下の奈良クラブは前半は堪えて後半勝負か。
前評判通りボールは足下に収まるようになっていますし、高い位置からプレスをかけてボールを奪おうとしているようにも見えました。
しかし、ボールキープは滋賀の方が上で、26分に上手いシュートで先制されてしまいます。
その後も押され気味でしたがなんとか守って前半終了。
前半の奈良クラブは、最前線へのラストパスが通らない、スローインのボールを奪われる、簡単に裏を取られる、出しどころがなく迷った隙を突かれる、そういった過去からの課題が解消されておらず、まだまだ発展途上という印象でした。
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後半
HTで17番吉田選手から8番浜田選手に選手交代。
5番片山選手が左サイドから右サイドに位置が変わりました。
後半の奈良クラブは前半から一変しました。
風上に立ったからだけでなく、HTに効果的な修正がダリオ監督代行からあったのでしょう。
27番山本選手が積極的に前線まで進出し、7番桑島、8番浜田両選手へのパスも通るようになります。
そして55分に7番桑島選手の鮮やかな一閃で同点に追いつき、滋賀が慌てた隙を逃さず、その1分後に今度は8番浜田選手が逆転ゴール。更に72分には浜田選手2点目となるダメ押しゴール。
最前列の選手にボールを渡すと、当たり前のように枠内にシュートで終わってくれるなんて、慢性的な決定力不足に悩んでいたのが嘘みたいです。
奈良クラブ、開幕戦で見事な逆転勝利を収めました。
ちなみに、アウェイでの開幕戦勝利はJFL昇格7シーズン目で初めてとなります。
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順位
初戦が終わっただけの上、あくまで暫定順位ですが、
2位!
最後までこの順位以上でいましょう。
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片山滋永選手
開幕戦で一番驚いたのは5番片山滋永選手の起用とその働きでした。
片山選手は昨年、ヴィッセル神戸のスクールコーチです(こちら参照)
一昨年は関西1部のバンディオンセ加古川に所属していましたが、調べた限り試合には出ておらず、しかもシーズン途中で退団しています。
こちらによるとスペインでのプレーと指導経験があるとの事なので、語学能力を買われての通訳兼任での加入と思っていました。
しかし、今回の試合ではボールのあるところにいつでもどこでも背番号5が現れ動き回っていました。
スパニッシュジョーカーのタグラインに相応しい活躍、お見それしました。
それにしてもどうやって見つけてきたんでしょう?
濵田社長に是非教えてもらいましょう。
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昨シーズン所属選手の状況
昨シーズン奈良クラブに所属して、今シーズン別チームに移籍した選手達。
J2大宮アルディージャに移籍したGK上田智輝選手は開幕戦から起用されています。(開幕戦詳細)
J3ヴァンラーレ八戸に移籍した島田拓海選手もJFLと同日の開幕戦で先発出場を果たしています(詳細)
JFLの他のチームにも多くの選手が移籍しました。
ヴィアティン三重に移籍した菅野哲也選手、早坂翔選手は開幕戦先発出場、田宮碧人選手もベンチ入りで途中出場しています(詳細)
ラインメール青森に移籍した金聖基選手、水谷 侑暉選手も開幕戦先発出場(詳細)
F.C.大阪に移籍した吉田大河選手、そして奈良クラブへはアスルクラロ沼津からの期限付移籍でしたが、沼津復帰と同時に大阪に完全移籍した坂本修佑選手も開幕戦先発出場(詳細)
皆、重用されています。
なんで昨シーズン昇格できなかったんだろう???
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次節に向けて
次節はホーム開幕試合ですが、早くも門番Honda FCとの対戦です。
Honda FCとの対戦成績は、通算2勝2分7敗
ホーム奈良での対戦では2分4敗と全く歯が立っていません。
また、ホームでの初勝利も遅いのが奈良クラブです。
2015年 第2節
2016年 第10節
2017年 第9節
2018年 第1節
2019年 第10節
2020年 第23節(リーグ戦8試合目)
2015年と2018年以外は遅すぎ。2016年はアウェイも含めてリーグ戦初勝利が第10節。2019年はアウェイでは勝っていましたが、ホームで全然点が取れず、勝利した第10節で初めて1点取れました。本当によく今まで降格しなかったものです。
サッカーは相手より多く得点して勝つ事が目的のスポーツで、観客も応援チームの勝利を期待してくるのですから、これではなかなか人気も上がりません。
強敵中の強敵が相手ですが、勝利目指してどうぞ良い準備を!強い気持ちです!
開幕戦は勝利しましたが既に終わりました。
切り替えましょう。
次の試合に勝つ!