奈良クラブがある日々

JFL奈良クラブ応援ブログです

2022年新体制発表会(4) 今シーズンのチームと目標

前回の続きです。

新体制発表会から2週間以上も経って、来週にはリーグ開幕というのにいまだに記事が終わっていないのはよろしくない。

2月は逃げる3月は去ると申しますように年度末は忙しくて・・・(言い訳です)

ようやく新チームと目標についてです。

 

といいつつ、実は新チームと目標については下の記事でしっかりまとめられています。

www.naraclub.net

なので、今回は今シーズンのチームと目標について私的に思うことをつらつらと。

今シーズンのチーム

奈良クラブは毎年のように監督も変わり、チームとしてのゲームモデルというものがありませんでした。

そこでそれを一から作ろうとしたのが林舞輝前監督です。

日本の育成年代でも弊害なく取り組める「ゲームモデル」を25歳のJFL監督が紹介:前編 | BBMスポーツ | ベースボール・マガジン社

上の記事から引用します。

サッカーというゲームの目的は勝つことであり、理想や理念と勝つための方法とを組み合わせてつくるのがゲームモデルになります。そして、ゲームモデルができれば、それを実現するには「何が足りなくて、どういう要素が必要か」という考えになり、練習メニューが決まっていきます。

しかし、ゲームモデルと言う言葉を教えてくれた林舞輝さんは志半ばで退団。彼が監督だった2020年がフルシーズンだったら、そして翌年も監督を継続していたらどんなゲームモデルが完成していたでしょうか。

時間は戻らない。

2021年から奈良クラブは、エコノメソッドという育成プログラムを導入したのでした。

naraclub.jp

その理由について濵田社長は自身のnoteで料理に例えてとてもわかりやすく説明されています。奈良クラブスペイン料理の新進気鋭のフリアンシェフが自分で厳選した食材を用いて最高の料理を作っている最中です。note.com

さて今年の新加入選手。

昨年奈良クラブを見てきた人なら、この選手は退団したあの選手の代わりだ、この選手は昨年層が薄くて苦戦したポジションだからってすぐわかりましたよね。

ゲームモデルがしっかり作られたから、どんな選手を集めればよいかも明確になります。

もちろん、昨シーズンの成績を見れば、その構築に多大な労力がかかったことも察することができます。そしてそれだけエネルギーを注いで築かれた礎は絶対強い。

昨シーズンのホーム最終戦後に、フリアン監督と少しだけお話できました。

「来シーズンはJ3昇格お願いします!」と浅薄なお願いをしたところ、

「それについてはお約束できない。しかし良い試合を見せられるよう努力します。いつも応援ありがとう。」

そのように答えられました。

さて、これをどう捉えるのか?

昇格できなかった時の言い訳ができないからだろう、なんて考えをしてはいけません。

フリアン監督にとって最優先のミッションは、奈良クラブのゲームモデルの完成なのでしょう。

昨シーズン前に濵田社長は、こう発言されていました。

「現実問題としては(今季JFLの)上位に食い込めると思っている。大体2年あれば描いているものが実現できる。僕らも(選手を)集めきれているわけではないので、(今季は)出来としてマックスでも7割ぐらいかなと。それでも上位はいけると思っていて、できれば昇格したい。ただ、2年かけて昇格は絶対。今年は昇格するための準備をしている」

昨シーズン終了時点ではまだまだ道半ばなのです。

そう言えば林前監督も昇格をせかされるたびにこう答えていました。

「勝負は水物です!それより選手がどれだけ良いプレーができたのかを見て欲しい。」

自分の哲学を試合で体現できれば結果は後からついてくるということでしょうか。

働き人をやっているとそれはわかるような気がします。

結果だけを追求する職場は環境が悪く、各人の成長は期待できない。

約束事が共有されたチームワークの良い職場は、たとえ少人数でも機能する強靭さが備わるし、各人の成長も期待できる。

しかし、結果については残念ながらどちらが良いとは言えないのが厳しい現実です。

どうかフリアン監督が完成させる奈良クラブに結果が伴いますように。

今シーズンの目標

今シーズンの目標はずばり

JFL優勝

です。

Jリーグ昇格を狙う百年構想クラブがリーグの半数を占める今となっては4位以内なんて消極的な事を言ってたら振り落とされてしまいます。

濵田社長はその為に必要な事として、このように述べられています。

過去にJ3へ昇格したクラブには「雰囲気」がある。

クラブ、サポーター、スポンサー、自治体、メディアなど、関わる人たちすべてに

「昇格しそう」という雰囲気がある。

奈良クラブでも、この雰囲気を1年間やり続けることが大事だ。

JFL優勝は”3年計画”の総決算:奈良クラブ新体制発表会(22.2.16) 質疑応答のまとめ(058) - 奈良クラブを見守る新米サポーターの日記

より引用

雰囲気ってどうやって作るんだろう?

無理に作ろうとすると、

連敗したってまだ○○試合ある!

奈良クラブは元々スロースターター!

ネガティブな事は一切言うな!

ポジティブな事しか言わないし聞かない!

こんな感じになりがち。

そして圧倒的負けフラグ立ちまくりの雰囲気にしかなっていない。

当然ダメ出しや罵倒ばかりなんて論外です。

 

しかしながら、実は今年のチームは優勝しそうな雰囲気をとても感じてます。

フリアン監督は新体制発表会でも今年は優勝しますなんて言ってないです。

昨年だって通算成績だけみると10位。中下位です。

なぜでしょうか?

それは、後半成績が良くなったのを知っているし、試合内容も昨年の開幕戦と最終戦を見直してみたら、素人目にも組織として形になってきているのがわかるから。

そして、その流れを今シーズンもしっかり継続強化しているのを発表会やスクアドラカップでも感じられたから。

 

懸念されている観客動員についても、コロナ禍という無視できない大きな障害はありますが、収束さえすれば(しなければ条件撤廃を強く求めますが)それほど悲観的に考えていません。

昨シーズンのホーム最終戦

コロナもこのまま終息するのでは?と感じられるほどに感染者数が少なくなり、向慎一選手の引退試合でもありましたが、特に大々的な集客キャンペーンをしていたわけではない。

それでも1010人の観客動員を達成できています。

日本フットボールリーグオフィシャルWebサイト【速報】

2019年の不祥事、そしてコロナ禍もあって300人から500人ぐらいまで落ち込んでいた観客数を見てきたので、1010人と聞いた時に、これなら来シーズンはコロナ禍が収まり優勝昇格争いするような展開になれば観客動員条件については絶対大丈夫という雰囲気を感じました。

 

きっと良い雰囲気とは、過去と現在を線でつないで、その先の未来が明るいものだと期待できる時に自然に生まれるものなのでしょう。

昨日より今日できた事を些細でも一つでも増やす、そしてそれらをしっかり拾って認識して雰囲気を作っていきましょう。

2022年新体制発表会(3) J3昇格条件

新体制発表会について前回の続きです。

今回はJ3昇格条件について。

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照明設置

J3ライセンスについて、2024年シーズン開始までに1500ルクス以上の明るさの照明をホームグラウンドに設置することが義務付けられることになり、現在アスルクラロ沼津が困っています。

⚽J3資格維持へ必須 照明改修に支援呼び掛け アスルクラロ沼津|あなたの静岡新聞

奈良クラブのホームグラウンドであるロートフィールドにも基準を満たす照明はありません。

そこで、

2022年5月奈良クラブ奈良市より、2024年シーズン開幕までにホームグラウンドのピッチ内いずれの場所も照度1500ルクスの明るさを保持する照明設置を確約する文書を提出すること。

これが来年2023年のライセンス取得条件の一つになります。

結構厳しいぞというのが正直な感想です。沼津の記事を参考にするならば、照明設置には億単位の費用がかかるようです。奈良市税で全額まかなうのは奈良市の財政状況やコロナ禍も考えれば議会承認が得られるのは極めて難しそう。かといって奈良クラブが全額負担できるのでしょうか?

政治が関わる部分でもあるでしょうから、具体的にどう動いているのか当然社長からも話はありませんでした。

現在が2月末ですから3か月後には結論が出ます。

5月は要注意月間になりそうです。

観客動員

昨年、一昨年とコロナ禍で除外されていた観客動員条件が現在のところ復活しているようです。

ホームゲーム開催試合において、平均2000人以上(年間15試合30000人)の観客を動員する事

発表会での話では、コロナ禍の状況次第ではもしかするとなくなるかもしれないけれど、という言い方でした。

しかし、今年は条件の有無に関わらず集客にも力を入れると濵田社長。

様々な規制が緩和されつつあり、その為観客動員条件も生き返ったのでしょう。

しかし、緩和されれば何もかも元通りになるわけではない。コロナ前なら観戦に来てくれていても、自粛を続ける人達は少なからずいます。

コロナ禍以前よりハードルが高くなっている状況では、個人的には今年も条件撤廃して欲しいと願っています。

それでも、ずっと感染拡大が続くわけはなく、必ず落ち着く時は来るでしょう。

その時には絶対2000人クリアして欲しいし、メインスタンド定員5000人満員のロートフィールドで優勝昇格を決めて欲しい。

観客動員について奈良クラブは2019年に水増し不祥事を起こしてしまいました。

だからこそ、JFLにいる間に現在の厳しいチェック体制の元でその汚名を返上して、堂々とJの舞台に上がりましょう。

リーグ成績

リーグ成績条件は、

リーグ4位以内且つ百年構想クラブの中で2位以内

今年は百年構想クラブが現在7チーム。

そして高知ユナイテッドSCが申請中で恐らく認定されるでしょう。

Jリーグ百年構想クラブ認定に向けてヒアリングを受けました。 | 高知ユナイテッドスポーツクラブ

※2月28日にJリーグ理事会で高知ユナイテッドSCは百年構想クラブに認定されました。

 

JFL全16チーム中半数が百年構想クラブになります。

4位以内なんて事を言ってたら届かない。優勝を狙うぐらいの覚悟があって当然の厳しいリーグ戦になりそうです。

財務状況

売上1億5千万円以上で債務超過でない事が見込める事。

これについてはクリアできそうだとの説明がありましたので、特に心配していません。

 

自分でやっていてしんどいパートが続きました。

スクアドラカップの記事なんて軽やかに書けたのに。

しんどく書いた記事は気持ちが伝わるのかあまり読まれないのですが、残して置きたい大事な部分でもあります。

次回は発表会記事最終回。今シーズンのチームについて。

早くしないと開幕してしまいますね。

スクアドラカップ2022 奈良クラブ対福山シティFC

ずっとやって欲しいと思っていたプレシーズンマッチがついに実現しました。

残念ながら現地観戦は叶いませんでしたが、ファンコミュニティ限定でネット配信があって助かりました。

株式会社アクラム様、福山シティFC様、そして奈良クラブの皆様、ありがとうございました。

試合結果

奈良クラブ2-0福山シティFC

フォーメーション

先発組

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交代組

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感想

今シーズンは全試合について記事を残すのが目標です。

リーグ戦に入ったらフォーメーションと感想の間に順位表(+α)が入る予定ですが、

このブログで最低限残しておきたいのはフォーメーションと順位の推移。

感想は個人的に感じたまま気の向くままです。

 

試合開始後にあれ?って思ったのがフォーメーション。明らかに4-4-2でした。

奈良クラブ!福山シティ!「SQUADRA」ファミリーが激突の”スクアドラカップ” - YouTube

こちらのインタビューでフリアン監督は、「そんな風に見えただけじゃない」なんてとぼけていましたが、あの綺麗なラインコントロールは絶対練習しないとできないでしょう。攻撃時には一人ずつ一列前に上がって3-4-3を形成していましたね。

これを見て、今シーズンは勝ちにいってるなと感じましたよ。きっとフォーメーションはさらに用意されているのでは?相手や局面に合わせて驚くような陣形を見せてくれる試合もあるかもしれません。

今回はプレシーズンマッチということもあり、後半フォーメーションも変わるのですが、交代組より先発組の方が攻撃も守備も安定していたように見えました。

守備では相手に攻め込まれるシーンもありましたが、失点するような怖さは感じなかったです。

攻撃でも決定的なシーンが2,3ありました。しかし、決めきれないのが昨年と同じ光景で課題ですね。ほんのもうちょいなんやけどな。

キャプテンマークは小谷祐喜選手。今年はチームキャプテンも務めるのでしょうか?

先発組で一番目を引いたのは9番金子昌弘選手。右サイドからも精密なクロスを上げる事ができる選手が入りました。

左の森俊介選手と奈良クラブの阿吽像が完成だ。

トップ下の可児選手も含めて点を取らせてあげる選手が揃いました。

後半13分、長島滉大選手は負傷交代?ちょっと心配です。交代選手の背番号が40番で誰?と思ったらユースの丹野智章選手との事。プレシーズンマッチならではのサプライズ出場。短い時間でしたがボールに積極的に絡んで背番号40番はよく目立っていました。二種登録→公式戦出場目指して頑張ってください。

そして後半18分に今回の試合最大の見せ場である11人全員交代!

ずらっと並んだ選手たちを見て鳥肌が立ちました。

キャプテンマークを田中奏一選手が巻いたことも見逃さない。今年は第2か第3キャプテンなんでしょうか?

これに福山シティFCがびっくりしたのか、交代直後に山本宗太朗選手の綺麗なヘディングシュートが決まって先制。新10番お披露目に相応しい結果を出しました。

その後は結構福山シティFCに攻め込まれてハラハラするシーンがいくつか。中盤を縦に速攻で一気にペナルティエリアまで侵入されるのは4-3-3なら仕方ないのか奈良クラブの仕様なのか。絶体絶命の位置でのフリーキックとかリーグ戦では止めてください。

それでも後半ATラストプレーでコーナーキックからの追加点はお見事!

まるで優勝するチームみたいだ!

カテゴリーは下のチーム相手で、様々なテストが第1目的のプレシーズンマッチですが、観客を入れて、ネット配信までしての試合です。

こういう試合に奈良クラブはしっかり強い勝ち方ができるようになりました。

リーグ開幕まで3週間を切りました。課題もまだまだあるようですが、故障離脱もほとんどなく順調に準備が進んでいるように感じることができました。

2022年新体制発表会(2) 奈良クラブの経営状況

前回の続きです。

今回は奈良クラブの経営状況について

Jリーグに上がればクラブの経営状況について必ず公開されます。

クラブ個別経営情報 - 経営情報 | 公益社団法人 日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)

JFL奈良クラブにはこのような場で開示説明する義務はないのかもしれませんが、濵田体制になってから透明性を重要視されていて、経営状況についてかなり開示されるようになりました。

お金の話はとても大事です。

選手を雇うにも、集客イベントをするにも、グッズを作るにもお金がかかります。

中期経営計画

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まずは中期経営計画の説明がされました。

何事も計画がなければ目的を達成することはできません。

奈良クラブの中期経営計画は期間10年で組まれていますね。

2022年1月までは順調に計画通り進捗しています。

2030年1月までの目標は、

・J1昇格

・トップチーム選手のアカデミー出身者30%

・ユースのプレミアリーグ(トップカテゴリー)昇格

・営業収益10億円

 

相当高いです!

 

これらの達成の為に与えられた時間は今年含めて8年間です。

J1基準スタジアムも用意しなくてはいけない。

参考

鳥栖市ホームページ - スタジアムを知ろう

サガン鳥栖の駅前不動産スタジアムの建設費が97億円

ロートフィールドではJ2スタジアム基準を満たさないので、新スタジアム建設はJ2昇格に合わせなければなりません。

今後ものすごく順調に進捗するならば、

22年 JFL優勝&J3昇格

25年 新スタジアム着工&J2昇格

26年 新スタジアム竣工

29年 J1昇格

という感じでしょうか?

非常に難しいと思いますが、達成できれば映画化決定です。

物語を紡いでいきましょう。

経営状況

夢は大きくですが、足元をしっかり確認しておきましょう。

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奈良クラブの経営状況です。

2020年度ですが、Jリーグ各クラブの経営状況と比べるとわかりやすいです。

21年昇格のテゲバジャーロ宮崎のデータも入っています。

上のグラフ、22年度はあくまで予測値であるのは注意しなければなりませんが、営業成績は順調に持ち直し、今年度営業収益予測値は宮崎の20年度実績に匹敵します

選手強化費も2019年の売上見込みから予算を組んだという2020年を超えています。

今更ですが、なんで2019年にもっと選手強化費つぎ込んでおかなかったんでしょうね。

2021年は2020年より選手強化費が少なかったのに順位が上がったのはお見事です。

それでも今年度は赤字は解消されず厳しい状況は続きます。

そんな状況で7億4千万円の拠点建てようというのですから、お金ってここまでぶん回せるものなのかと驚嘆するばかり。

広告料収入にばかり頼らない体質にという目的も新拠点にはあるし、その売上で23年度以降は黒字化できそうとの事ですが、J3各クラブの状況を見てみると、上位で戦うには営業収益5億円は必要でしょう。

広告料収入にばかりは頼ってはいけないかもしれないれど、やっぱりスポンサーもどんどん増えて欲しいですね。

ファンコミュニティ会員数

次に現在のファンコミュニティ会員数も発表されました。

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ゴールドアンバサダー:57名

アンバサダー:35名

ファンクラブ:46名

計:138名

旧ソシオで一番多い時だと400人は超えていたと聞いたことがあるような・・・。

ずいぶん減りました。

目標は

ゴールドアンバサダー:100

アンバサダー:120名

ファンクラブ:100名

計:320名

なんで現在一番少ないアンバサダーを一番多くするのだろう?

数を増やすにはどうしたら良いのか?

簡単なのはお値段以上の商品をつけることです。

ユニフォームにタオマフにスタグル食券1万円分もつけましょうか?

でも、それだと会員が増えるたびに赤字も増えてしまいます。

だから、昨年ソシオからファンコミュニティに変更する際に、コスパではなくて応援する人を対象にしたサービスと価格設定としたのでしょう。

シンプルに、

チームが勝つこと

特にホームで勝つこと

そして優勝争いすること。

結局のところ、それが一番の近道であると思います。

もちろんそれだけじゃないのは当然です。

今すぐは難しいでしょうけど、1000名ぐらいまで増えると良いですね。

観客席の光景もさぞ賑やかで多彩なものになることでしょう。

おまけ

Jリーグ各クラブの経営状況を検索している時に、ものすごいものがひっかかりました。

aboutj.jleague.jp

こういうのって業界の天下り団体が関係企業にお高い値段で売りつけるものと思うのですが、それを無料公開するってすごい事です。

中身は全然読めてないですけど、パラパラみてると

クラブ経営ガイド

P31のJクラブの競技成績とチーム人件費

P71のファンデベロップメント戦略

などなど面白い事書いてます。

また時間作ってじっくり読みます。

 

今回はここまで。

次回は気になるJ3昇格条件についての予定です。

2022年新体制発表会(1) 奈良クラブの理念

2022年2月16日に今年度の奈良クラブ新体制発表会が開かれました。

チーム練習は先に始まっていますが、これが開催されてようやくシーズンスタートを感じられます。

その新体制発表会、今年はコロナ禍の為、当初はライブ公開はせず後刻YouTubeチャンネルにてアーカイブ公開を予定されていたようですが、

2日前!まさに緊急告知!

平日昼間ということもあり、時間の都合がつきませんでした。

そらそうよ!

さすがにクレームが多かったのか、濵田社長よりすぐにコメントが入りました。

来年は大きな会場で1000人ぐらい集めてJリーグ元年の船出を祝えるような盛大な発表会にしましょう。

奈良クラブの理念

発表会の模様については↓のリンクの通りです。

PART1がクラブからのプレゼンテーション

youtu.be

PART2が質疑応答

youtu.be

まずはクラブの理念について。

2019年に設定された奈良クラブのビジョン

CHANGE FOOTBALL

CHANGE PEOPLE

CHANGE NARA

これを撤回して新しく理念が示されました。

 

サッカーを通じて、

奈良の未来を共に創る

 

スローガンとして一言で言い表すと、

 

共創

 

企業理念とビジョンの違いは?

上のリンク先より引用しますが、

「企業理念」とは、各企業が何のために活動を行うのかを指したものです。
つまり、会社の目的や存在意義、使命を表現したもので、時代に寄らず不変のものです。

一方「ビジョン」とは、各企業が「企業理念」をベースに、 事業を通じて将来的に成し遂げたいことや成し遂げたい状態を指したものです。
一般的には、時間軸を入れて策定し、時代に合わせて変えていくものです。

ビジョンの前に理念でしょうと社長も説明されていました。

奈良クラブの一番遠い先にあるビジョンは、矢部次郎さんが奈良クラブを立ち上げた時から実は変わっていないと思っています。

奈良クラブがサッカーやスポーツを通じて未来の奈良を華やかに彩る要素となり、奈良に住む人たちに喜ばれ誇りに思われる存在でありたい。

こんな感じじゃないのかな?

結果として成功しなかったし間違いも足りない部分もあったけど、2018年までも、2019年もそれは変わっていなかったと認識しています。

ところで、地域の輪の中に位置取り、地域に深く関わり、奈良クラブにも関わってもらいながらビジョンを作っていく。

これはJ3リーグFC今治の岡田オーナーの話を思い出します。

ポスターを貼っても試合に来てくださいと言っても誰も見向きもしてくれなかった。

だからスタッフには今治で友達を作れと命令し、こちらから町に降りて行って住民の仕事を手伝ったりした、と。

奈良クラブも新理念の基に今治のように発展することを願っています。

しかし、近い将来、具体的にはJ2昇格が見えてきてJ1基準のスタジアム建設も視野に入れる頃、2019年のように打たれる覚悟で前に出なければならない局面がくる。

そんな予感がしています。

だから、出る杭は打たれるが出すぎた杭は打たれないとばかりに突出し続けることで道を拓こうとした2019年を全否定して無かったことにするのではなく、当然負の部分も含めてですが、しっかり経験値として蓄えておいて欲しいですし、必要な時がくれば、中川前社長に助言協力を願い出る度量もあって欲しいです。

ただ、それは発表会でのロゴの扱いを見ればいらぬ心配であるのは明白ですよね。

 

さて、発表会動画で言えば、まだ最初の10分です。

この後、経営状況やJ3昇格条件、そして新チームについてと続けるには少々疲れてしまいました。

なので今回はここまで。.com/naraclub_info/st493089061891833856?s=20&t=w_0z3hwYmVsh9B-1bTP-gw

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2022年シーズン始動

2022年も2月に入り早くも2週間近く経過しました。

奈良クラブも新チームが1月23日に始動。

今年は最初からフリアン監督がいる!

それだけでも安心感が違います。

昨年はフリアン監督が来日できず、時差が8時間もある中、リモートで指揮を執るという本当に大変な環境でのスタートでした。

良い準備が期待できそうです。

 

このブログもシーズンスタートです。

昨年はペースも掴めず、途中しんどくなって実質リタイアしてしまったので、今シーズンは完走を目標にのんびりやっていこうと思います。

どうぞよろしくお願いします。

エンブレムとロゴと

今シーズンから公式エンブレムが鹿エンブレムに戻ります。

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2019年のNロゴ導入時も、濵田社長の説明の通り役割分担と聞いた記憶があります。それがなぜかNロゴばかりになってしまい、反発を招く結果となってしまったように思います。

個人的にはエンブレムとロゴは、プロ野球阪神タイガースで例えれば、

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の違いであると認識しているので、今度こそ上手に使い分けてどちらも愛される存在に

なってくれることを願っています。

2022年ユニフォーム

naraclub.jp

ユニフォームデザインには毎年定評のある奈良クラブ

今シーズンは最初から胸スポンサー付き!

胸スポンサーである大和ハウス工業様のエンドレスハートロゴも活かした阿吽像デザインは見事です。

今シーズンはアウェイGKのシバ漬けカラーにも惹かれつつ、結局素直にホームFPにしました。応援に着ていくのを楽しみにしています。

新加入選手

今シーズンはいつになく退団選手が少なく、多くの選手が残留してくれました。

新加入選手は2月12日現在で7名。

【奈良】日本フットボールリーグオフィシャルWebサイト

昨年奈良クラブを応援されてきたファンサポーターなら、どの選手もドンピシャな補強である事がおわかりでしょう。

しっかりしたチームモデルを1年かけて築いてきたからこそ、弱点を補い長所を伸ばす、勝つために必要な人選をされているように思います。

選手合計25名の少数精鋭は今年も変わりません。

昨年もGK奥田選手と二種登録の西田選手を除いた全選手に試合出場実績のつく総力戦でした。今シーズンも同様に全選手の力が必要になるでしょう。

ちなみに上のリンク先で運営委員代理に矢部次郎さんの名前があるのに驚きました。

今シーズンはそっちなんですね。

新拠点発表

naraclub.jp 奈良クラブの新拠点の発表がありました。

拠点については昨年からポロポロと漏れ聞こえておりましたが、まさかこれほど立派な設備になるとは驚きです。

だって第1期工事だけで7億4千万円ですよ。

今年着工の鈴鹿ポイントゲッターズの新スタジアムが建設費約8億円ですから大事業です。

県営鈴鹿青少年の森公園内にてスタジアム着工のお知らせ | 鈴鹿ポイントゲッターズ

 

youtu.be

この記者会見で、融資元の大和信用金庫理事長によると(21分30秒頃から)、

事前説明はなかったが、三郷町長と濵田社長が来られた際に説明を受けて即決した。

 

ほんまですか?!

 

奈良クラブって年間売上高が1.5億円程度でしかも1000万円単位で赤字決算の規模の会社ですよ。

半沢直樹もびっくり!

このコメントに全て持っていかれました。

もちろん実際には庫内で緻密に検討を重ねられた結果でしょう。

本当にありがたい事です。

奈良クラブ、絶対成功しなければなりません。

食事に住まいに練習環境まできちんと整えば、選手を獲得する際に有利となるでしょう。

サッカー関係だけではなく、地域交流の場としての役割を持たせるというのも大賛成です。

工事の進捗状況は公式や社長から随時報告がなされるでしょう。

こちらも是非お願いします。