2023年度J3クラブライセンスについて、9月27日のJリーグ理事会で判定結果が発表され、奈良クラブへも無事交付されました。
心配していました
今シーズンの新体制発表会からずっと心配していました。
2022年新体制発表会(3) J3昇格条件 - 奈良クラブがある日々
特にロートフィールドへの照明設置について。
2022年5月に奈良クラブと奈良市より、2024年シーズン開幕までにホームグラウンドのピッチ内いずれの場所も照度1500ルクスの明るさを保持する照明設置を確約する文書を提出すること。
しかしながら、奈良クラブからも奈良市からも良いニュースがないまま目安の5月を過ぎました。
正直この頃には落ち込みを最小限にしようと心の備えを始めていました。
しかし9月になって、
を見つけ、もしかしたら大丈夫かもとなりました。
それでも当日判定結果発表までは五分五分ぐらいだろうと思っていました。
無事ライセンスが交付されてホッとしました。
照明は結局どうなるの?
では結局照明問題はどうなったのか?
Jリーグ理事会の1週間後にチェアマン発言録がリリースされました。
しかし、この中にはロートフィールドの照明設置に関して言及がない。
そして2022年10月4日現在、奈良クラブからも奈良市からも特に発表はありません。
しかし、一つ良いニュース。
上の補正予算案について、
予算決算委員会審査報告書(P2)
無事に予算が通りました。
ただ、これで照明設置が決まったわけではありません。
1.設計積算が行われ、令和5年度予算案にて予算が計上
2.奈良市議会令和5年3月定例会にて承認(恐らく令和5年3月23日議決)
3.入札にて施工業者決定
少なくとも2については大きな関門として待ち受けているでしょう。
さらに奈良市から奈良クラブに相応の負担(億単位)を求められるかもしれません。
第三者的な視点で見ると、なんでこんな頼りない状況でライセンス交付したの?です。
政治の世界になるので表に出せない事だらけなのでしょうけど、なんだかすっきりしません。
それでも、とにかくライセンスは交付されたわけですから、昇格を決めましょう。
それが照明設置のハードルを下げる何よりの効果となるはずです。
観客動員要件に対する疑問
J3昇格要件で今シーズンから復活した観客動員要件1試合当たり2000人超については記者質問があったようです。
から引用します。
Q:J3のクラブライセンスの件です。適用条件の中に、入場者数2,000名超という項目があります。ここ2シーズンは新型コロナウイルス感染症の影響でこの項目が免除になっていたと思いますが、今季についてはこれを厳格に適用するのかどうか、見解を教えてください。
A:大城マネージャー
ご認識のとおり、ルール上、今年は免除しないということになっているので、平均入場者数2000名を達成していただく必要があります。2000名に満たなかったときにどのような判断をするかは、11月に理事会で入会審査を行いますが、理事会の判断になるかと思います。Q:確認ですが、現在、JFL4位のラインメール青森ですが、かなり現実的に平均入場者数が2000名に届かない状況になりつつあるのですが、そうなった場合、理事会で承認される可能性があるということでいいのでしょうか?
A:大城マネージャー
ルール上は2000名に満たなければいけないので、可能性があるかと聞かれると、ないという回答になるかもしれません。ただ11月に理事会がどう判断するかは、その時の状況によると思います。
なんですかこれは?
今年は免除しないという理由を聞きたいのに答えていない。
『平均入場者数2000人を達成していただく必要があります。』と断言しているのに、
『2000名に満たなかったときにどのような判断をするかは、11月に理事会で入会審査を行いますが、理事会の判断になるかと思います。』
一体どっちだ???
当然皆そう思うのでもう一度具体的なチーム名も挙げて質問しているのに、
『ルール上は2000名に満たなければいけないので、可能性があるかと聞かれると、ないという回答になるかもしれません。ただ11月に理事会がどう判断するかは、その時の状況によると思います。』
だからどっちだ???
これなら観客動員要件なんて最初からいらないのでは?
例えば観客動員数が平均2000人に満たないチームが成績要件を満たしたとて、
このチームは気に入ってるから昇格させよう。
または、気に入らないから昇格させない。
なんて事も起こりうるわけです。
理由なんて後からいくらでも作れますから。
各チームが集客に対して、金銭的なリスクも含めてどれほど莫大なエネルギーを注いでいるのか、JFLを見ている人たちならわかるはずです。
それにコロナや天候不良で平日など不利な日程に変更されてもいます。
奈良クラブだって先のFC大阪戦で3179人が1269人に減りました。
それらに対する救済も慰労も何もない。
あまりにいい加減で無責任で無慈悲なJリーグの態度には憤りを隠せません。
力ある強者が弱者をもてあそんでいるかのようなリスペクトの無い傲慢さも感じて不愉快極まりない。
それを必要とするならば、きちんと言い切ってほしい。
それでも、きっと奈良クラブは、そして他のライセンス交付チームも、平均2000人超を達成するために黙って最大限の努力をするはずです。
言いたくても言えないものね・・・。
だから、こんな零細ブログだけでもご意見申し上げておきます。
残り7試合。ホームゲームは残り3試合。
J3ライセンスは交付されたけれど、まだまだ先は長いし険しい。
奈良クラブ、是非乗り切りましょう。
高みへ!
次の試合に勝つ!