奈良クラブがある日々

JFL奈良クラブ応援ブログです

2021年天皇杯奈良県代表決定戦 奈良クラブ対ポルベニル飛鳥

まず、今回の試合前に心配なニュースが飛び込んできました。

コロナが身近に迫ってきました。誰がいつ感染してもおかしくない状況です。

一日も早い回復と、後遺症が残ることなく元気にお仕事に復帰されることを祈っています。

さて、今回の天皇杯奈良県代表決定戦は無観客試合、そしてメディア中継もケーブルテレビのKCNのみでした。

 残念ながら我が家にはKCNは導入されておりません。

今回は久々にtwitterでのクラブやKCN加入されている方々の実況頼りの観戦でした。

コロナ禍の影響もあってか、下部カテゴリーでも試合のネット中継は増えてきましたが、数年前まではこれが当たり前でした。

人間どんどん贅沢になっていくのでいけません。

 

  • スタメン

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高知戦とほぼ同じ。

小谷選手に変えて平松選手が今シーズン初先発です。

ソニー仙台FC戦で負傷交代した片岡選手もベンチに戻ってきました。

桑島選手不在は調子を落としているのか、故障なのか? 

  • 試合経過

 試合経過については、テキスト実況を追うしかなかったので詳細なところはわかりません。

前半はポルベニルペース。

後半奈良クラブも巻き返して惜しいシーンもいくつかあったようですね。

選手交代には驚いたのでそこは記録しておきます。

(ポジション間違いがあれば申し訳ありません。)

まずはHT。

FW浜田選手に変えてMF片岡選手。

どうやら片岡選手が村井選手の位置に入って、村井選手が前に出た模様。

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後半18分

 片山選手に変えて田中選手。

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そして後半29分

村井選手に変えて遂に森田選手が公式戦初出場。

そして山本選手が前に出たんですね。

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攻撃のバリエーションを増やすテストなのか、攻撃力不足が顕在化しているようで心配にもなったり。

フリアンレビューがあれば必ず質問されるでしょう。

そうだ、グローリーはどうした?

グローリー頑張れ!

皆が君を待っている。

 

それにしても、テキスト実況というのはどうして極端且つ悲観的に想像してしまうのか。

味方の惜しいシュート!と言われれば太陽に向かって一直線の大ホームラン。

敵のシュートをキーパーが正面でキャッチ!と言われたら、炎吹き出し虎の幻影までついてくる時速200kmの弾丸を指先で何とか防いだように思ってしまいます。

実況が沈黙している時間帯なんて、100本ぐらいシュートされ続けているのではないかと。

そして後半も終了直前、昨年と同じく延長戦かと思われたその時、

一番見たくないツイートが目に飛び込んできました。

そしてそのまま試合終了。

奈良クラブは12年守ってきた天皇杯奈良県代表の座を失う事になりました。

ご声援ありがとうございましたも無い公式ツイートからクラブ側のショックの大きさも窺えます。

  • 感想

試合終了直後はこれです。

 怒ってるなあ・・・。

持って行きどころが見つからない。苦しい。

そんな状態でした。

その後、少し落ち着いたタイミングを見計らわれたか、サポーター仲間に諭されました。

格上だから勝って当然という慢心がクラブ全体を覆っていなかったかと。

チームはきっとそんな事ないはずです。

選手もコーチ陣も全力を尽くしたでしょう。

しかし、自分の中には、連敗の流れを変えたくて、この試合ならリーグ戦より簡単に変えられるんじゃないかと、そういう気持ちがあったのは正直に白状します。

前回の記事でも、

奈良クラブは文字通り格上なんですから、その地位に相応しい責務というものがあるでしょう。

相手に敬意を払いつつ、謙虚に振舞って横綱相撲で完勝して欲しいです。

しっかり表れていますね。今読み直すと負けフラグそのままです。

そして、別の古参サポーターさんからもこのようなnote記事を書いてDMで送ってくださいました。

note.comその通りです。ポルベニル飛鳥は強くなった。

お互い切磋琢磨して、是非Jの舞台で大和ダービーやりましょう。

天皇杯での健闘期待しています。

F.C.大阪に勝ってくださいね!

  • 次戦に向けて

リーグ戦再開。

16日のヴィアティン三重戦は5月唯一のホームゲーム。

開幕戦からもう2ヶ月勝利できていない奈良クラブ

今回の敗戦を余す事なくプラスに還元して欲しいです。

昨年まで奈良クラブに所属していた菅野哲也選手は直近の試合で得点しています。

とにかく恩返し弾は本当にご勘弁。

 

頑張れ!頑張れ!頑張れ!奈良クラブ

 

次の試合に勝つ!

2021年GWの奈良クラブ(対高知ユナイテッドSC戦)

2年連続でコロナ禍のゴールデンウィーク(GW)。

しかも、昨年より状況が悪くなっているとはがっかりです。

それでもJFLは場所によっては無観客試合にしつつもリーグ戦を続行しています。

例年だとGW期間は週末以外に祝日の水曜日に1試合組まれていて、今年も5月5日にアウェイでFC TIAMO枚方との試合が予定されていましたが、大阪府に緊急事態宣言が発令された影響で後日延期。

www.jfl.or.jp

開幕前はこの試合をリーグ戦初アウェイ観戦にする予定だったので、本当に残念です。

決まったことは仕方ないのですが、結局GW期間の奈良クラブの試合は5月1日の高知ユナイテッドSC戦のみとなりました。

3試合連続無得点で4連敗中の奈良クラブ

どんな形でも勝つこと、その前にできるだけ早い時間に得点すること。

祈るような気持ちで観戦に臨みました。

 

  • スタメン

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前節ソニー仙台FC戦で負傷交代の片岡選手が外れたのは仕方ないですが、桑島選手もベンチ外なのが気になります。片山選手がスタメンに戻ってきました。2列目の選手左右がいつもと逆のような気もしますが、果たしてどうなるでしょうか。

  • 試合経過

それは試合開始1分。

加藤選手が上げたクロスに浜田選手がちょんとひっかけて良いところにいました山本選手!

実際のところ、あれ?入った?と拍子抜けするような感じでしたが何はともあれ先制。

これは大きい。良かった。

この試合の奈良クラブはボール運びもスムーズで前への意識も高くとても良い感じ。

というより、高知の圧がそんなに強くない。

6分にも森選手の素晴らしいドリブルから浜田選手追加点!と思われましたが残念ながらオフサイド

日々進化を続ける奈良クラブを実感できます。

 

ところが・・・

 

10分過ぎに選手が引き上げていきます。

飲水タイムには早すぎる。

なんと落雷により試合中断となりました。

この後15時まで待って結局試合中止となりました。

【JFLオフィシャルサイト】第23回JFL 第7節 高知-奈良(春野陸)中止のお知らせ

 高知入りしていた濵田社長のツイートによると、この後すぐに雨が上がったそうですが、落雷は危険ですから中止判断に対しては従うしかありません。

安全第一です。

 

  • 本試合の取り扱い

前半10分 高知ユナイテッドSC0-1奈良クラブから再試合と決定しました。

(5月6日現在試合日時は未定)

【JFLオフィシャルサイト】第23回JFL 第7節 高知-奈良の試合の取り扱いについて

 

  • 感想

とても良い入りだったし、そりゃあ続けて欲しかった。

ただ、前節も前半先制されるまでは悪くなかったので、続けていても逆転負けしていた可能性も当然あります。

高知ユナイテッドSCはこの4日後のいわきFC戦で結果敗れたものの、2点ビハインドを追いつく健闘を見せています。(詳細はこちら

その底力は決して侮れるものではありません。

 

  • 順位

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16位

気が付けば試合消化数が一番少なく、置いてけぼり感があります。

各チーム試合数がバラバラでよくわからない状況になっています。

とにかく目の前の試合を一つずつ勝っていくしかありません。

 

  • 次の試合に向けて

奈良クラブ、次の試合は5月9日。天皇杯奈良県代表決定戦です。

www.juniorsoccer-news.com

相手は昨年に続き関西リーグ1部のポルベニル飛鳥。

昨年は延長でも決着がつかずスコアレスドローPK戦まで追い込まれました。

相手もJを目指しているし当然侮れない強敵です。

しかし、それを言い訳にしてはいけない。

奈良クラブは文字通り格上なんですから、その地位に相応しい責務というものがあるでしょう。

相手に敬意を払いつつ、謙虚に振舞って横綱相撲で完勝して欲しいです。

昨年との違いもしっかり見せてもらわなくては。

 

良い準備を。

 

次の試合に勝つ!

2021年JFL第6節 奈良クラブ対ソニー仙台FC

第5節は休み番ということもあり、中2週間空いて久々の試合でした。

この期間にどれだけチームとして成長できているのかを楽しみにしていました。

  • スタメン

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森選手がワントップの位置に起用。FWが足りていないから苦肉の策でしょうか。片山選手が今節ベンチからも外れました。故障でありませんように。

控えGKに赤塚選手、そして個人的に注目している選手の一人、森田選手がベンチ入りしました。

  • 結果

今回下手なレビューはやめておきます。

奈良クラブ0-3ソニー仙台FC

完敗です。

(結果詳細はこちら

  • 感想

念のため、改めて申し上げておくと、以下、あくまで「自分はそうだ」です。

優劣も善悪も論ずるつもりはありません。

 

これで4連敗。しかも3試合連続無得点。

サッカーは点を取らないと勝てないスポーツです。

負けるのは悔しいけど、得点できないのは精神的なダメージがさらに倍加されます。

正直昇格どころか降格するんじゃないかという恐怖もじわじわこみ上げてきます。

しかし、今日の試合では、今シーズンのやろうとするサッカーを苦心しながらも組み立てようとしている様もネット中継の画面越しからですが見られました。

そこはきちんと認めたい。

選手もコーチもフロントも人生がかかっているのだから死にものぐるいで取り組んでいるのは当然です。

それは昨年までのMaiki Reviewで林舞輝前監督が常日頃から言ってた事。

今でも後悔しているのですが、それに対して図らずもリスペクトに欠ける質問をしてしまい、前監督を激怒させてしまったことがありました。

特にそれ以来、チームは全力を尽くしている。それを信頼する事を、自分の奈良クラブを応援する大前提としています。

もし、自分の中で信頼することができなくなったら、いつでも黙って離れます。

負けたら悔しい、腹が立つ、恐い。

しかし、全力で準備してこの結果なら、致し方ないと冷静に受け止めている部分があるのも嘘偽りない気持ちです。

全力ならば、不甲斐なさには選手自身が一番責めているはずだし、監督コーチが徹底的に叱って修正するはずです。クラブ自身の仕事です。

 

チームの形ができるまで時間がかかるエコノメソッド。

必ず今のチームで体得して結果を出し始めてくれると信じて待つしかありません。

今年もっと早くにチーム始動できていればなあ。

フリアン監督がいればリアルタイムで細かい修正もできるんだろうな。

コロナが悪い。本当に理不尽だ。

でも、それを今嘆いても仕方ない。

今シーズンはこうすると奈良クラブが決めた。

自分は、ただ信じて応援するだけです。

  • 順位

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15位

絶対に目を背けない。

これが奈良クラブの現時点での実力です。

  • 次節に向けて

次節は高知ユナイテッドSC戦。

昨シーズンは奈良クラブホームで引き分け。

今節は鈴鹿に敗戦していますが、1点返して意地を見せています。

奈良クラブはチームの完成度はまだまだかもしれない。

それでも次節は、点を取って欲しい。

ただ勝って欲しい。

 

頑張れ!頑張れ!奈良クラブ

 

次の試合に勝つ!

コロナと観戦見送りと

当分の間、奈良クラブのスタジアム観戦を見送る事にしました。

 

理由は単純コロナです。

 

今月に入り、仕事で毎日挨拶している方が感染された事が大きな動機です。

自分は濃厚接触者には該当しなかったのですが、すぐ目の前に出現したのはショックでした。

コロナは遠くから時間をかけて迫ってくるのではありません。

ある日ある時突然背後に現れます。

さらに昨今のニュースから、もはや国や県には頼れないと判断せざるを得ません。

 

自分の事は自分で決めなくては。

 

まだ今シーズン一度もスタジアムに行けてない。

今週末のソニー仙台FC戦、5月5日の堺でのティアモ枚方戦、9日のポルベニル飛鳥との天皇杯県予選決勝、16日のロートフィールドてのヴィアティン三重戦、6月の花園での生駒山ダービー…

行きたかったな。

しかし、試合はネットでの配信があります。

これからもオンラインイベントには参加していきたい。

先日の奈良クラブウォッチのように、魅力的なグッズが発売されたら通販で購入するでしょう。

このブログも更新を続けます。

 

スタジアムに行かないゴールドアンバサダーがしばらくの立ち位置です。

 

今シーズン全てを見送るつもりもありません。

昨年と同様、夏には収まっていくと見込んでいます。

なんせ日本の夏は凶悪です。

毒を持って毒を制してもらいましょう。

9月のホンダロックSC戦ぐらいには今シーズン初観戦が叶うかな。

どうか叶って欲しい。

 

奈良クラブと距離が離れてしまう分、やりたい事、というよりやらなくちゃいけない事も実は見えています。

ちょっとハードルが高いし、しんどい気持ちも強いですが、奈良クラブに偉そうな事言ってるばかりでは言葉に実が伴わない。

今年中には無理ですが、今始めないといつまでも達成できない。

あれ?どこかで聞いたことあるような。

ともかくそれを頑張る為の時間を与えられたと考える事にします。

 

さて、日曜日は強敵ソニー仙台FC戦です。

中断期間でチームのビルドアップはどこまで進んだでしょうか?

なんせ奈良クラブはチャレンジャーです。

一歩前に出る勇気をどうぞ見せてください。

自宅から画面越しですが応援します。

 

どうぞ強い気持ちで。

 

次の試合に勝つ!

2021年開幕4戦が終わって

2021年のJFLも早いもので5節まで進みました。チーム数が奇数であり、コロナの影響もある事から各チームの消化試合数はまちまちですが、現在の順位はこう。

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奈良クラブ1勝3敗の勝点3で暫定13位

直近のヴェルスパ大分戦が今シーズンワーストの出来、しかも3連敗で中断期間に入ってしまったので気持ちは下がり気味ですが、勝点だけを見るならばこんなもんかなとも思ってます。それは何故か?

  • 社長の見通し

 実は今シーズンの見通しについて、濵田社長は既に言及しています。

 noteでは戦術の浸透までに時間がかかる事

note.com

先日掲載されたインタビュー記事ではさらに具体的に話されています。

www.football-zone.net

一部引用しますと、

 現時点で完成度は「20~30%」だといい、今は選手に臨機応変さを求めている。フリアン体制でJ3への昇格を目指す。

「現実問題としては(今季JFLの)上位に食い込めると思っている。大体2年あれば描いているものが実現できる。僕らも(選手を)集めきれているわけではないので、(今季は)出来としてマックスでも7割ぐらいかなと。それでも上位はいけると思っていて、できれば昇格したい。ただ、2年かけて昇格は絶対。今年は昇格するための準備をしている」

濵田社長はフリアン監督やダリオ監督代行とは長年の付き合いですから、彼らの仕事の進捗見積もりはある程度正確に出せるでしょう。

また、社長とは何度か直にお話しした事がありますが、正直で話を飾りすぎない方とお見受けしています。

プロサッカークラブは娯楽産業でもあるので、前監督のようにもっと派手な大風呂敷を広げて夢を見させても欲しいと思いますが、それはさておき奈良クラブの今後です。 

  • 今シーズンの成績予測

社長の言から今シーズン想定成績の数値化を試みました。

社長の言う完成度100%を、優勝できる能力、4試合で3勝1分勝点10取れる力と定義します。

現在首位争いをしているHonda FCとF.C.大阪を見ればわかります。首位を走るチームは負けないんです。

最初の4試合の完成度を30%と考えれば勝点3

今の成績は想定通りです。こんなもんです。

今シーズンの最終完成度を70%、前半16試合終了時には50%に達しているとして、単純な一次関数から今シーズンの想定成績を予測しました。

前半 4勝4分8敗 勝点16

後半 6勝6分4敗 勝点24

通算 10勝10分12敗 勝点40

いやあ生々しい数字だ。

順位だと10位から12位ぐらいかな。

新しいこと始めたばかりだし、ここ2年の成績考えたら前進してるよね。

  • いやいや

社長はこのように述べています。

それでも上位はいけると思っていて、できれば昇格したい。

 この言葉を数値化するなら勝点50は必要ですし、それくらいは取れるだろうと考えておられるのでしょう。

つまり、上で出した勝点は今シーズンの基準点ではないでしょうか?

これより悪ければ監督解任です。

なにより降格してしまうかもしれない。

勝点を10上積みする。

これがフリアン奈良の真のミッションと考えます。

負け試合を4つ減らして勝ちを3つ引き分け1つにするのはしんどいでしょうか?

引き分けを4つ勝ちにして、負けを2つ引き分けに持ち込むのはどうでしょう?

いずれにせよ、かなり頑張らないといけないのは間違いないです。

  • そもそも

スタートダッシュに失敗して上位になんかいけるわけがない。

そんな声が聞こえてきそうです。

調べてみました。

2016年J3昇格のアスルクラロ沼津の開幕4戦の成績は4勝0敗の勝点12

2018年昇格のヴァンラーレ八戸の開幕4戦の成績は3勝1敗の勝点9

なるほど、その通りだ…

2019年昇格のFC今治は1勝3分の勝点6

そして昨年2020年に昇格したテゲバジャーロ宮崎の開幕4戦の成績は1勝2分1敗の勝点5

あれ?それ程でもなくなってる?

 JFLは年々実力差が縮まっています。

2021年昇格した奈良クラブは勝点3でした

と並べても傾向としてはおかしくないです。

実際、スタートダッシュに失敗して前半低迷しながら最終上位の成績を残した前例もあるのですよ。

次節対戦するソニー仙台FCの2018年シーズンです。

この年のソニー仙台FCは開幕4戦で0勝1分3敗の勝点1。

開幕戦で引き分けた後3連敗のスタートです。

さらに、その後も勝てず6戦終わって0勝3分3敗の勝点3。

しかし7戦目で初勝利を挙げるとそこから6連勝。息を吹き返します。

最終成績は、

16勝4分10敗 勝点52で4位

こういう事も起こりうるんです。

だってソニー仙台FCだから地力があるし、とも言われそうですが、今年の奈良クラブの選手ってそんな低いレベルですか?

カリスマコーチの特訓で落ちこぼれサッカー選手がJリーガーを目指す、なんて時代遅れの企画をやってるわけではないんです。

Jで十分やれる選手を集めています。だからお金が足りなくて数が少ない。

ソニー仙台FCと同じような事ができるポテンシャルは十分あります。

  • 過程を楽しむ

 ただ、2年かけて昇格は絶対。今年は昇格するための準備をしている。

社長がこうも言ってるのを見ないふりしているわけではありません。

現実には昨シーズン、ライバルチームがあと一歩と涙した順位ぐらいを最高到達点と設定されているのでしょう。

それでもやっぱり早く昇格してほしい。

昇格すれば何もかも解決できるわけじゃないし、人気が急激に上がることもないのは理解しています。

でも、やっぱり何より彩りが違います。

奈良に決定的に足りてない鮮やかな彩りが欲しいです。

それに、Jリーグの外国人選手やコーチ陣は来日できるのに、フリアン監督がいまだできない政治力の差は、目を背けてはいけない悔しい現実。

もちろん、昇格と勝ちだけにこだわるとしんどい毎日が待ち受けて不幸になるのは目に見えています。

だいぶ前に、ある動画を見ました。

www.youtube.com奈良クラブ監督を退任した直後の林舞輝さんがアンドレ・ビラス・ボアス氏から送られた言葉が印象的です。

結果というのは幸せ傾向になってしまうということ。

仕事そのものを喜び、挑戦していることそのものの喜び

それこそを探すべきです。

奈良クラブの歴史は小説や映画の題材にできるくらい魅力的です。

それは順風満帆なサクセスストーリーだからじゃない。

特にここ数年なんて踏んだり蹴ったりなのは言うまでもない。

何度同じことを繰り返すのか。はい、今年も繰り返します。

仕方ないです。

何年も連続して一からやり直しを続けているんですから。

昨年なんてマイナスからの片付けに追われていたんですから。

でも、螺旋階段登っていくみたいに同じ風景に見えてちょっとだけ違ってる。

ドタバタしながらも、そのちょっとだけ違っていく様を眺めて気長に楽しんでいくのが正解なんでしょう。

物語は山あり谷ありのハラハラドキドキがあるから面白い。

それに仕事の経験ですけど、どんな優秀な人材が集まろうがシステムを導入しようが、新しい事業の立ち上げがすんなり進んだ事などない。

後から振り返ればつまらないところでつまづいてばかりなんです。

毎日が暗中模索だから仕方ない。

イライラして八つ当たりし合うのもありがち。

なんとかしたくて暴走して大ゴケするのもやりがち。

開幕直後にそれが出てまだ良かった。

腹を割って話し合って目合わせするしかない。

一回やれば腹を割るハードルが下がる。

何回でも繰り返すんです。

気がつけば当たり前に稼働してる日々になるんです。

絶望の日々も振り返るとセピア色の思い出に昇華してしまうんですよ。

そんなわかったような事を言いながら、これからも1試合1試合、勝てば大喜びするし、負ければ悔しいし心配症になるのは間違いないです。

一喜一憂も存分にやって、それらも楽しめるようでありたい。

先のオンライン座談会で社長に指摘されたように、

言葉を選んで文句言いながら。

2021年JFL第4節 奈良クラブ対ヴェルスパ大分

4月から鴻ノ池陸上競技場の名称が、ならでんフィールドからロートフィールド奈良に変わりました。

改名後初試合となった今節。

是非行きたかったのですが、

 年度替わりで職場もバタバタしていますし、仕方ないです。

働いて給料を稼ぐから奈良クラブも楽しめます。

今はそういう時期です。

今回も試合当日の昼間は情報遮断して仕事に専念し、夜にYouTubeで試合をアーカイブ視聴しました。

 今節の対戦相手は昨年のリーグチャンピオンヴェルスパ大分。2017年には降格寸前まで低迷しましたが、3年かけてリーグ優勝にたどり着いた奈良クラブが見習うべきチームの一つです。

これまでの対戦成績は奈良クラブの5勝4分2敗。ここ3年でも2勝2分1敗とそれ程相性が悪いチームではありません。しかし、昨年は敗戦しているので今年は負けたくない。

 2015年に初めて見た時から感じていたのですが、ヴェルスパ大分は選手の体がごつくてフィジカルの強いチームという印象です。

 

 

  • スタメン

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前節故障明けで良いパフォーマンスを見せた田中奏一選手が右MFに。

片山選手が左MFに回り、桑島選手をワントップに置きました。

  • 前半

課題の一つ、試合の入りは良かったです。積極的に相手の裏を狙ってシュートで終わるシーンか多かった。

GK金子優希選手も思い切った飛び出しでピンチも救ってました。

何回かひやっとするシーンはあったものの、今シーズン初めて前半無失点で終わったのも良かったです。

  • 後半

しかし、後半になると一変。

大分に押され始め、当たりもキツくなってきたように見えました。

63分に今日は全く存在感がなかった田中選手に変わって浜田選手が入りました。

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直後に久々にシュートまで持ち込む展開がありましたが、得点には至らず。

この頃から攻めるでもなく守るでもなく、観ていると注意力が散漫になるような雰囲気になってきました。

ここ2年程は感じる事がなかった「退屈タイム」と呼んでいた時間帯。

こういう時にいつも失点してしまう。

そして案の定バタバタから押し込まれて失点。

その後も退屈タイムは続きます。

77分に森選手、村井選手を投入。

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88分にはサラリーガー都並優太選手が今シーズン初出場。

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しかし最後まで退屈なまま時間切れ。

奈良クラブ、3連敗です。(結果詳細はこちら

  • 感想

前半に先制できていれば結果は変わっていたかもしれません。

社長の気になるツイート。

ハーフタイムに何かあったのでしょうか?

ボール保持が少なくロングパスが増えた感じですが、昨年より球威が無いから敵に奪われるし、明らかに迷ってしまって判断がさらに遅れていたし、目指す方向と真逆。

悪い時の奈良クラブてんこ盛りでした。

どんな仕事でもそうだと思うのですが、新しい事を始めると、思ったように進捗しない、それどころか後退してしまっているかのように感じる局面は必ずあります。

そんな時に選手達のメンタルが不安定になるのも当然の事でしょう。

いよいよ監督の腕の見せ所ですが、果たして今の画面越しの状況では、メンタル面を扱うにはハンデがあまりに大きい。人の心は繊細です。

ダリオ代行を始めとする現場のコーチングスタッフ、社長以下フロントスタッフのフォローが大事になります。

当然そんな事は言うまでもなく百も承知で、きっと上手にケアされるでしょう。

悪い事はできるだけ早く、徹底的に酷く現れた方が良いんです。

本当にしんどいけれど、幸い来週と再来週は試合はありません。

奈良クラブ、まだまだ持ってますよ。

強い気持ちで今一度しっかり意思統一と立て直しを。

更に願わくばフリアン監督の来日が叶いますように。

  • 順位

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13位

来週は休み番ですが、暫定順位はさらに落ちる可能性があります。

今節が最悪。後は上がるのみと信じましょう。

  • 次戦に向けて

次のリーグ戦は4月25日カシリクでソニー仙台FC戦です。

先日の妄想記事ではシナリオの分かれ目の一つとなる試合です。

カシリクのソニー仙台FC戦と言えば2019年の逆転勝利がまだ記憶に新しいです。

あの時のキムホンヨン選手のような救世主となる選手の出現を信じましょう。

 


良い準備を。

 


次の試合に勝つ!